2004年06月17日

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 帰りに本屋による。前は半分しか回らなかったので、今日はもう半分回ることにした。しょーもないもんばっかり売ってる本屋だが、東浩紀とかは一応あったりする。斉藤環の新しいのが出てたんで目次を見て読むのをやめる。後で立ち読みで読破しよう。相変わらず漫画の品揃えが悪い。何のために本屋やっているんだ。
 松沢呉一のぐろぐろをちょっと立ち読みしてみる。はじめに書かれていたのは「アナルは負けず嫌い」について。所謂「入れられる方」である。彼らはケツの穴を広げることで快感を覚えるらしく、凄い人では頭が入ったりするらしい。いや、ネットでもそういう画像は見たことあるけど、ほとんど信じられない光景。ケツの穴を両手でこれでもかと言うぐらい広げててグロい。アレは絶対切れてる。頭も穴も。こういった負けず嫌いな人ってのはマゾとかホモだろう。というか、マゾでホモ。この二つって共通してるんじゃなかろうか。この本は冒頭から下品すぎて買うのをやめた。ちなみに松沢呉一がネット上で書いてる文章はエロじゃなくて普通の内容でしかも読みやすい。バロウズの「ジャンキー」でも買おうかとしたけど面倒だからやめて帰ることにした。そういえば山形浩生の「たかがバロウズ本」はネットでも読めるんだよな(これ)。というか柳下毅一郎なんて本屋で買えねえよ、と言う気持ちで家へ向かう。本当はガンダムファクトファイルが派手すぎて買えないことへの不満。

 帰ってからはゴッドファザーを見る。いつ見てもオープニングがいい。そのよさを味わってからすぐに寝てしまう。起きたときには午後11時だった。飯を食ってネットをやる。
 今日はWikipediaでずっと暇を潰していた。暇じゃないんだけど。9・11とかイラク戦争とかテロリズムとかオウムとか適当に調べる。奥克彦さん(奥さんって言うとなんか変)はなんでこんなにいっぱい書いてあるだろう。
 文化方面を色々調べる。アニメとか。凄い長いな。アホ毛もあるし。しかも普通に多い。インターネットはオタクが多いんだろうか。それに比べて音楽はひどい。ビートルズツェッペリンは流石に多いけど、ジョン・レノンですらこの程度か。ロックの代表的なスタイルとか言って、半分しか埋まってないじゃん。
 思想方面もラカンとか適当に調べる。へー短いな。ジジェクに至ってはページが無いや。つーかさ、デリダとかさ、今の思想ってフランス・ドイツばっかなのか? むしろフランスは一時代前? 仏文学は流行らない? あー、急に薔薇の名前の映画が見たくなってきた。時代はイタリアだ!

 今の日本ってホント、オタク文化だよな。仏教も武士道も今更大声で叫ぶようなもんじゃなくなってないか。「ラストサムライ」とか「トワイライトサムライ」とか「時代は武士さ」なんて言ってるやつは新渡戸稲造でも持ち出しておしまいだろ。発展しないなあ。しらねーけど。
 やっぱり、どうしようもなくオタク文化が研究対象になってる気がするんだよな。お、これはアウトサイダー・アートか!? 岡田斗司夫や村上隆が海外ですげーと思われても、それはアウトサイダーとしてだよな。そういったサブカルチャーってのは個人によっていいか悪いかしかないと思うんだけど、全体的な傾向として受け入れられつつある気がする。だからサブカルチャーとメインカルチャーの明確な境界線が引けないんじゃないの? 個人主義と言っていいのか、「あんたがいいならそれでいいじゃん」みたいな感じ。いや、村上隆をみる限りでは、「あの人がいいと言うからには何かいいんだろう」ってことかもしれない。普通に村上隆が受け入れられるとは考えられないもん。抽象絵画に芸術を感じない人がいて、今の時代は抽象絵画が芸術と認められているから芸術だと思うようなもんじゃないかな。
 あー、順序的には、エヴァンゲリオンとかガンダムとか宮崎駿とか押井守とかの「ジャパニメーション(笑)」が新鮮でかつ出来がいいからってのもあるか。こういったものがオルタナティヴに評価されて、そこからオタクが広まったと考えた方がいいね。その広がったオタクの末端を見て「んー、いいって言うんだからいいんだろうな」って人が増えてる気がする。これって、本物と偽物の区別がつかないってことでもあるけど。オタクが村上隆を嫌うみたいな。オタク文化は今メインカルチャーになりつつあるってことだったりして。アニメ・漫画は今じゃ学問だ。
 けど、未だにメインカルチャーへと変わる気配がないのはオタクの価値観が様々だからだろうな。漫画、アニメ、模型、ゲーム、コスプレ、フィギュア、映画、小説、極めて多くのジャンルの「オタク」がいるもん。小説、映画はみんな認めるだろうけど、コスプレ、フィギュアはなかなか認められないだろうな。それ以前のアニメだって認められているとは思えない。手塚アニメは認められても、GAINAXは認められてないだろ。「エヴァ現象」なんて言われてるのに。声優は認められないし。ここでの認められるってのはいい評価がされるというんじゃなく、インサイダーかアウトサイダーかってこと。宮崎勤みたいなロリコンが犯罪起こすのも原因にはあるだろうけどさ。っていうか、ロリコンって認めてもらえるのか? 普通に考えたら犯罪者予備軍だぜ。というか、犯罪を考えないのはロリコンと認めません。犯罪したくてウズウズしてるけど、エロゲとかで済ます、って人ならロリコンでいい。こんなロリコンがメインカルチャーになったら面白いよな。

投稿者 arikui : 2004年06月17日 08:29 | トラックバック

コメント

ロリコンが
>犯罪したくてウズウズしてるけど、エロゲとかで済ます、って人
ならば、それは健全ではありませんけども、分別があれば、「犯罪したくてウズウズ」とはせず、ただ「エロゲとかで」性欲を満たすでしょう。ロリコンのゲームをそれ(少女との性交)の代替としてではなく、直接に性欲の解消のために使うでしょう。そういう人なら別に害がなくていいですよね。ロリコンは、犯罪のイメージがあるけど、こういう分別のある人は、少女愛者とでも呼べばいいでしょうかね。
このように分けて考えると後者が無用な差別を受けなくてすみますね。

Posted by: むさんしゃ : 2004年06月18日 23:09

 確かに分別のある人と犯罪を犯してしまう人との間に差はあるでしょう。小児性愛という嗜好だけでは当然犯罪ではありません。その嗜好の最終的に行き着く先というと小児との性行為となってしまい、それをしてしまうと犯罪となって世間に出てしまいます。この「ペドは犯罪ではないけれど、行為に及ぶと犯罪」というところに難しさがあると思います。

 今は少女ポルノが厳しく規制される方向にありますね。そういったもので性的欲求を満たし犯罪を犯さないなら、むさんしゃさんの仰るとおり分別があり悪くはないと思うのですが、一方で宮崎勤のようなそれで我慢できない人間が出てくると、分別のある人まで規制の対象となってしまって、それが無用の差別となりそうです。そういったことでは犯罪を犯す者と、犯さない者で区別するようにしていかないとおかしいですね。

Posted by: arikui : 2004年06月19日 05:21

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Posted by: srqcuepgyr : 2007年08月20日 08:40
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