このネタ。あー、最初に言っておけば、答えがあるとかそういうのじゃないので。
産駒がデビュー前にもかかわらず、種付け頭数が1ケタにまでなったアラムシャーの二の舞にならないことを祈ります。
toroneiさんも同じこと言ってたんだよな。Bagoに対してだけど。
昨日の風はどんなのだっけ? - JRAが凱旋門賞馬バゴを購入
JRAはアラムシャー種付け4頭を何の反省にも教訓にもしていないようです。
アラムシャーの教訓とはなんだろう。
価格と種付け頭数の比較として参考に。
種付料一覧
MilkyHorse.comの馬法学研究会 - JBBA日本軽種馬協会直営種馬場の繋養種牡馬21頭の種付け頭数が公表される(種付け頭数10頭未満を含む)
種付け頭数の多い種牡馬。
頭数 | 種付料(万) | 種付料(万)/頭数 | 父 | 最高のと去年の順位(UmaSQL) | 頭数/去年の順位 | |
---|---|---|---|---|---|---|
フォーティナイナー | 60 | 420 | 7.00 | ミスタープロスペクター | 6(2003) - 10 | 6.00 |
チーフベアハート | 121 | 137 | 1.13 | チーフズクラウン | 32(2005) - 37 | 3.27 |
ボストンハーバー | 64 | 294 | 4.59 | カポウティ | 56(2003) - 67 | 0.96 |
コロナドズクエスト | 122 | 294 | 2.41 | フォーティナイナー | 137(2005) - 180 | 0.68 |
シルバーチャーム | 102 | 294 | 2.88 | シルバーバック | 184(2005) - 318 | 0.32 |
少ない種牡馬。
頭数 | 種付料(万) | 種付料(万)/頭数 | 父 | 最高のと去年の順位(UmaSQL) | 頭数/去年の順位 | |
---|---|---|---|---|---|---|
オペラハウス | 28 | 105 | 3.75 | サドラーズウェルズ | 4(2000) - 36 | 0.78 |
クロコルージュ | 16 | 126 | 7.88 | レインボウクエスト | 107(2005) - 146 | 0.11 |
カリズマティック | 18 | 315 | 17.50 | サマースコール | 179(2005) - 220 | 0.08 |
スクワートルスクワート | 19 | 137 | 7.21 | マーケトリー | ||
キャプテンスティーヴ | 13 | 137 | 10.54 | フライソーフリー | ||
アラムシャー | 4 | 242 | 60.50 | キーオブラック |
「種付料/頭数」の数字は、「割高感」に対するある程度の指標になるだろう。数字が高ければ「割高」な感じ。ちなみにフォーティナイナーは60頭満杯なんで、除外して考えた方がいい。それをみると、この中で一番「割安」と取れる馬はチーフベアハート。まだ産句がそんなに走っていないコロナドズクエストやシルバーチャームなんかも数字が小さい。一方、64頭とそれなりに種付けしているボストンハーバーだが、オペラハウスよりも数字が大きい。つーか、オペラハウスは数字が小さい。やはり105万というのは安いのだろう。その割に28頭しか種付けされてないけど。カリズマティックはかなり数字が大きいな。やはり、アラムシャーと同じようなことからだろう。アラムシャーの4倍以上種付けしているのは成績のお陰か。18頭だけど。ちなみに、割高とかそういう感覚が狂ってるって場合もあるんでこの数字は完全に信頼できるというものではない。
「頭数/去年の順位」は、順位に対するその馬の評価みたいな風に取ることもできるだろう……、けど順位自体に使える数字がなかったので微妙なんだけど。クロコルージュ低いなあぐらいか。
さて、血統で見てみると、父馬が Bago と同じ系統の Blushing Groom なクロコルージュ。
上のデータによると、2001年は93頭だったそうだ。確か種付料は220万。2003年には49頭にガクッと下がって、2004年に22頭にまたガクッと落ちる。種付料もガクッと落ちる。ちなみにサンデーサイレンスが死亡したのが2002年。ボストンハーバーも似たようなもんで、2004年は127頭だった。今年は半分だがこれはいい方かもしれない。オペラハウスも2003年の86頭から次の年に27頭と一気に落ちている。カリズマティックも昨年79頭で今年18頭。
それに対してチーフベアハートは2002年の78頭から94頭に増えている。そして今年121頭。これには価格やなんかとは違う要素があるかもしれない。コロナドズクエストも同じく種付け頭数を維持している。
正直 Bago やら Stravinsky やらの種付け頭数がアラムシャーの二の舞になるかどうかなんてわからない。多分、すわ村で言われている『しかも、「馬の体力が保つ限りいくらでもつける」というビジネスがまかり通るようになり、ハイエンドも低価格帯も人気種牡馬への種付け頭数の偏在が続いているのだ。
』ってのは当たっているんだろう。じゃあ、 Bago も Stravinsky も人気者になればいいんじゃん、って話だが。なんだかそう単純な話でもないんじゃないか、という気がする。どう考えたってアラムシャーの4頭は異常過ぎる。それを何かにつけて「教訓」と持ち出すべきなのか、疑問を感じるのだ。
それと同時に、Bago への不安というものは、「アラムシャー4頭」という結果に対する素直な反応なのだろう。この不安感は、馬産界の持つ期待度と合致するのだろうか。
投稿者 arikui : 2005年10月12日 00:56 | トラックバックはじめまして。拙文にTBありがとうございます。「すわ村」は「さわむらが書いているブログの名前」なのでさん付けは遠慮させていただきます。「週刊少年マガジンさん」って何か変ですもんね(笑)。
えーと、JRA-JBBAの施策については、きちんとした文章にできるほど理屈化はできていないんですが、「サンデー系種牡馬が軒並み退場した後(15年先くらい?)にJBBAの現在の布石が活きるのではないか」とぼんやりと考えています。デルタブルースやらカネヒキリあたりまで来ると、産地人気がどうなのかまったくわからなくなるので。
どうも、はじめまして。さん付けのところ訂正しておきました。
Posted by: arikui : 2005年10月14日 15:32The captain praised us, we actually landed at the rate of six hundred tons, that old Daniel M'Cormick still held a serious consultation; That the ship, too, of the twenty dollars a month, indeed, scarce belonging to Hudson, with enough surplus to pay my compliments to the house.
Posted by: prattville high school : 2007年01月30日 07:22But it's a very few moments of domestic life, the fire, and placed his eye and turned all her plans.
Posted by: make your girlfriend happy : 2007年02月06日 04:24