2004年03月11日

GD賞にペイジ

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見ました、BSで。
まず、ペイジ出すのもったいぶりすぎ。
トリビア始まってたし。

あと、ペイジの凄さを「三大ギタリスト」としてしか評価してないんだろうな。
ZEPが凄いことは多くの人が知ってるだろうが、そこでのペイジの評価はギタリストとしてだろ。
でも、今回の賞はペイジのファンへの要望に答えた感じが評価できるんだよな。
公式に発表されたライブ音源はBBCライブと永遠の詩だけだったから、去年のDVD2枚組みはホント驚きだったわけだ。
ただでさえ映像が貴重と言われるZEPだからね。
まあ、ビジネスマンとして評価されたと言っていい。

何度も言うけど、ペイジは三大ギタリストの中では一番ギターが評価されていない。
俺としてはペイジはそんなにギターの技術を追求したとは思えないしね。(CD聴けばそう思える)

スタジオミュージシャン時代は当時のイギリスの多くのレコーディングに参加していたらしい。
そういうことを考えると、下手とは思えない。
きっと上手く弾こうとしたら弾けたんじゃないかと思う。

で、去年発表されたDVD見ても分かるけど、ギターの弾き方が独特。
ギターを膝ぐらいの位置で弾いてるのを見て「ペイジかっけぇー」と思った人は多いだろう。
他にもバイオリンの弓でギター弾いたり、ライヴでテルミン使ったりしていた。
これらの行為は全てパフォーマンスだと思うわけ。

ZEP解散した後でロックファンを驚かせた「カヴァーデイル・ペイジ」。
これはアルバム1枚出して「プラントと組むから」っつーことで解散するんだけど、話題作りが目的だと思うんだよね。
(ちなみにツアーは日本でだけだった)

その後はペイジ・プラントで俺が中2ぐらいの時までやっていた(と言うと年齢ばれるな)。
これもあの伝説のZEP音の再現というか、これも企画物って感じだった。

ZEPとそれ以降のペイジの動きを追ってみると、どうも狙ってる感が大きい。
しかも、その狙いがファンの心をがっちりつかむようなことなのだ。
ZEPでは格好いいペイジでファンをゲット。音楽が広く知られると、今度は「こんな組み合わせ面白いのに」ってのをやってのける。

そして今現在、「あー、ZEPの映像見たいなぁ」って時にDVDを出す。
いや、DVDとしては「へ?ペイジって誰」という、今の若者では既に洋楽マニアじゃないと分からない名前になってしまった「ジミー・ペイジ」「LED ZEPPELIN」と言う名前をもう一度広く知らしめるためにやったことかもしれない。
とすると、これからもペイジは何かしてやらかす気であると言うことだ。

日本人はあまり気付いていないだろうが、実は日本という国は国内の音楽があまり海外に出ないためか、音楽的には非常にオリエンタルな位置にあったりする。
英米は自分たちの音楽しか聴かないだろうが、日本にいればJ-POPはもちろん、洋楽としてアメリカのブラックミュージックも聴けるし、英国のロックも聴ける、大陸からは独特の音楽も入ってくる。
それは日本人が多くの音楽を受け入れているということだろう。
そして、日本人は金持ちだ。
ということを考えてみると、ペイジがわざわざ日本に来たことも分かるんじゃないだろうか。
(DVDが発売された去年の6月ごろにはめざましテレビにも出てたし)

どうにせよ、ファンとしては未だ衰えない活動に嬉しさを感じる。

投稿者 arikui : 2004年03月11日 00:25 | トラックバック

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