三谷幸喜批判以上に興味深くなってきた「新選組!」の視聴率ダウン
三谷幸喜ってドラマによって評価に差が出すぎ。
役所広司のやつも人気なかったよなぁ。
よりによって今回は「大河ドラマ」ということもあって、しっかりとした時代を見たい大河ドラマファンにとっては嫌うのも分かる。
設定が三谷幸喜にとって「こうだったら面白いだろうな」ということなんだろう。
三谷幸喜も大河ドラマファンであるらしい。
つまり、時代にも詳しいのだ。
それをあえて自分なりに変えることは「面白いものを作る」というプロとしての当然の意識からだろう。
淡々と時代を流すより、アレンジすることでより面白くしたいという意識なのだろう。
大河ドラマファンである一方、プロでもあるのだ。
批判的な大河ドラマファンは、その大河ドラマの伝統的な部分(?)を無視したり、それをあたかも本当の話であるように流すことに反感を持つのだろう。(三谷幸喜は事実と違うことを明らかにしているが、NHKとしてあらかじめそのようなことはちゃんと言っていない)
私はドラマとして見ているからこれでいいと思っている。十分面白いと思っている。
しかし、唯一気になることは、たくさん出てくる剣道(剣術)の試合の下手さ。
剣道を小中とやってきた私としては、あの下手さに萎える。
剣の達人だという沖田総司や斉藤一が下手糞だったら、流石に新撰組も嫌いになってしまう。
個人的に突っ込むと、
・袴が短い
袴は直立したとき足が見えるか見えないかぐらいが格好いい。せめて、くるぶしあたりだ。その時代、短いのが普通だったとしても、格好いい方がいい。
・面から後頭部が目立つ
弱い人は面から後頭部がボコッと見えている場合が多い。はっきり言って格好悪い。手拭いの端が見えているのも格好悪い、みっともない。
・姿勢が悪い
これが最も格好悪いし、強い人ならありえないことだ。原因としては、竹刀の握りに集中し過ぎている為かと思われる。また、剣道は戦いである為、闘争心の表れとしての前傾姿勢かもしれない。初心者に教えるときは、まず姿勢から教えられる。姿勢が悪いととっさの動きが出来ず、固定された動きにとどまるだろう。
・防具とか身に纏うもの
これは個人的な好みもあるかもしれないが、組み合わせが格好悪い。藍なら藍で統一すると格好いい。また、あまり上級者が身に付けるような防具には見えない。
他にも剣道そのものが下手というのもある。
こういうシーンはエキストラ使っていいと思う。どうせ面被ってるし。
ここまで批判しておいて、実は有名な剣道の選手だったりして。