やっぱり年始は

映画三昧になってしまう
自分としてはスッゲエ課題終わらせたい
そうか、さっさと終わらして、楽しもうではないか
ちょうど映画見終わったんだよ俺

何見たっけ
一昨日はポリスストーリーを1,2続けて見た

細かく見ればちゃんとしてる
ちゃんとしてるところと、してないところの差が激しい
主人公のチェンが滅茶苦茶だから全体としてちゃんとしてないストーリー
でも、カンフーはやっぱり凄い
つーか、漫画だね。漫画の実践
2のバス追うシーンなんて未来少年コナン思い出したもん
ああいうのばっかり見てると、普通のアクションがヘボく見えそう
2で裁判のシーンがあったんだけど、裁判官のヅラはギャグでしょ、絶対

昨日は何見たっけな
マット･デイモンの映画やってたから見たな、弁護士の
法律っていいなぁ、惹かれる
面白そうだ

今日はユアン･マクレガー狂気祭だった
まず、グラム･ロックの映画ベルベット・ゴールドマイン
まあ、デヴィッド･ボウイの映画と言ってもいいぐらい強烈にデヴィッド･ボウイ
ユアン･マクレガーはボウイじゃなく、イギー･ポップ(みたいな役)なんだけどね
｢主演ユアン･マクレガー｣みたいになってるけど、そんなに主演してない

グラム･ロックを知らない人は、ちょっと前、山本寛斎が｢ボウイの衣装デザインした｣とかいって自慢してたけど、そのとき出た写真を思い浮かべるといい
何かハデハデで不思議な感じのファッション
ボウイはそのはしりみたいなもん
T-REXの方がデビューは早いけど、ボウイの影響はスゲー
その他グラム･ロックのバンドはみんな影響受けてるんじゃなかろうか
以前流行った｢ヴィジュアル系｣ってのも影響受けてる
グラム･ロックとは｢天才｣って感じで凡人には理解しづらいものです

そんなお話で、主人公はバイセクシャル
｢美しいものは全て取り入れてやる｣みたいな感じだろうか
自分が芸術なわけなんですよ
気に入ったものは全て吸収してやる、ってことで突っ走るんだけど、結局は快楽に溺れて、世界を変えるんじゃなく、自分が変わっちまった、、、見た目｢堕落の道｣

自分の快楽を追及すると、最後には狂気に行き着く
快楽は狂気だ
けど、そんな狂気好き
｢男は女を愛せ｣｢ゲームは男子小学生のやるもの｣｢漫画は子供が読むもの｣｢日本人は邦楽｣｢男はロック｣｢アイドルのCDは持つな｣｢ピンクは女｣、、、
そんな枠組っつーか、壁っつーか取っ払ってさ、自分の好きにやろうよ、やりたいよ
やっぱり、そういうものから外れると｢変人｣｢オタク｣｢キモイ｣なんだろうか
一方じゃ凄い評価なんだけど、｢マニアもの｣な雰囲気はサブカルってんですか?
まあ、こう思ってることがコンプレックスっぽいから、こんな考えが渦巻くんだ

で、次はトレインスポッティング
ユアン･マクレガーは出る映画全て狂気だな
本当はそうでもない、でも多い
それはこれの影響も大きいでしょ

確かこれってユアン･マクレガーにとっては初期だよね
初の主役?
少なくとも俺が見た映画で一番古い
つっても、ブラス!(結構主役)やエマ(結構脇役)とほとんど同じ時期か

これは薬中のユアンと愉快な仲間たちの話
ホント狂気の世界
滑稽な悪とか死は狂気以外のなにものでもない
猫の糞で死んだ男なんて滑稽だろ

映像も結構狂気
激しく汚い便器の中に入っちゃったり、ヘロインでバタンキューしちゃったときの地面にめり込んだ目線、禁断症状時の頭に渦巻く様々な記憶
全てが滑稽に展開するのはいい、狂気だ

そうそう、トレインスポッティングの前にやってた北野武のHANA-BIもちゃんと見ましたよ

岸本加世子っていい女優だ
フジカラーのせいか知らんが、今じゃ藤井隆に馬鹿にされまくってんだがね

北野武の映画は静と動の組み合わせだけど、静が大きいよな
全部は見てねぇよ、｢BROTHER｣とか、｢あの夏、一番静かな海。｣に至っては動はどこだよって感じじゃん。
基本は｢喋らないし感情も表に出さない人間｣と｢暴力｣の対比
実際は生と死の対比なんだろうがね
静ってのは何か張り詰めた感じで、ちょっと崩れると動に移る
その後は死という静に戻ってしまう
動が静によって強調される
映像の上手さや音楽によって効果が上がっているのが本当のところ
北野武の映画ってのはその映像と音楽の扱いが非常に上手い

｢あの夏、一番静かな海。｣なんて普通じゃ作れないよ
とまあ、ベタ褒めしちゃうと金獅子賞効果っぽく思われるんでやめよう
でも、北野武は絵まで上手くて最悪だな

そうか、これぜーんぶ狂気なのか
北野は狂気に満ちてるよな
血出過ぎだし、凡人には理解できないのは狂気さ

やっぱり、狂気は人間を変えることができる力だよ