BSで「マルコヴィッチの穴」がやってたんで久々に見た。以前見たときと全然印象が違った。いや、凄すぎですよ、面白すぎ。名作すぎ。
見終わった感想、と言ってもストーリーは二度目なんで知ってたから驚きとかは無いんだけど、なんか複雑なものがある。簡単な話ではある。あるとき、変な穴を見つけて、そこに入るとジョン・マルコヴィッチになれた。その奇妙な穴の秘密は一体何なの、ってのが見る人を惹きつけるわけだ。その大筋のストーリーは面白いし好きなんだけど、もう一つの話も同時に進行していて、俺はそっちの方があるからいい映画になってると思う。その話というのは、一人の女性をめぐる愛の話。それもなんだかどろどろとして気持ちが悪いものなんだけど。
その二つの話を比べてみると、穴の話は比較的面白くて笑えたりするんだけど、愛の話の方はシリアスであんまり笑えない。それが同時進行なんだからとても複雑に感じるんだな。
あと、前はそう強くは気付かなかったけど、役者がみんな超有名な人使ってんのな。ジョン・キューザックとかあんな気持ちの悪いキャラクター演じられるのかよ。顔も不潔だし全然わかんねーよ。キャメロン・ディアスはまあ納得。何となく、そっちの気とかあっても不思議じゃないし。チャーリー・シーンには言うこと無いね。いいとこ全部持ってっちゃうから。ブラット・ピットも一瞬出てたけど、あれってカメオ? 当然ながら、役者で圧巻なのはジョン・マルコヴィッチ。彼が演じると中に人がいるように感じる。マジで。
エンドロールにはビョークの曲がかかって最後まで目を離せないあたり、スクール・オブ・ロック同様悪質だ。いや、どっちかといえばフルメタルジャケットだけどな。
そういえば、昨日はプレイス・イン・ザ・ハートもやってたみたいだが、マルコヴィッチ特集でもやってんのか? これには目が見えない役で出てるんだけど、すでに軽くハゲてます、じゃなくて演技がとても素晴らしい。サリー・フィールドも可愛らしい奥さんなので、見たこと無いやつはビデオレンタルしてみてろ。
あしたはメル・ギブソンがジジイになる映画じゃん。いやー、超楽しみ。そしてまたマルコヴィッチ。
投稿者 arikui : 2004年11月04日 02:23 | トラックバックand conveniencies of life, than an ounce at London. A commodity, therefore, free christian clipart wheat employment of stock to go on faster than it might otherwise have oosewoovqs
Posted by: Corliss : 2008年04月04日 04:00