2004年08月01日

久々に日記

7月31日からの日記。

 友人と一緒にチェコ・アニメーションの世界を見にメディアテークへ行く。メディアテークは初めて。ガラスばっかりで、中には図書館もあった。基本的に上のほうへはエレベーターを使うらしい。エレベーターが3つ並んでた。シアターに着いたときにはもう上映していて暗すぎた。見たのはBプロ。イジー・トルンカという人の作品が主。なんと作品は5、60年代のもの。古い感じではあったが、それでも70年代ぐらいだろうと思っていた。
 「おじいさんの砂糖大根」は途中から見た。よく知る「大きなカブ」のような話。おじいさんとその家族と犬、猫、ネズミが力をあわせて砂糖大根を引っこ抜く。カブがどんどん成長する様子が、どこか恐ろしい。
 「動物たちと山賊」は、山賊が山でトランプをしたりする、何かよく分からない話。ロバが面白がってカード遊びを見ているんだけれど、それに気がついた山賊たちが驚き恐怖する。それは、ロバと鳥の陰が重なって怪物のように見えたから、だと思う。ここんところはブレーメンの音楽隊みたい。
 「金の魚」は、酢の瓶に住んでいるおじいさんが金の魚を釣り上げる話。金の魚は「自分は王子だから助けてくれ」と言う。おじいさんは「なんか喋っててキモイし、いらねーや」ということで放してやる。帰ってからおじいさんは妻に、「助けてやったんだからお礼を貰って来い」といわれる。仕方なく行くと、なんと金の魚は願いをかなえてくれた。強欲な妻は、今度は女王になりたいといい、それも金の魚にかなえてもらう。皇帝になりたい、法王になりたい、とどんどん妻の欲望はエスカレート。ついには「太陽と月を支配したい」と言い出した。そのことを金の魚に言うと、家は大聖堂から元の酢の瓶に戻っていた。妻の欲望が大きくなればなるほど、おじいさんが金の魚に会いに行くまでの道程が厳しくなっていく。黒いバックに白い線で描かれた絵がどこか暗く、恐ろしい。
 「二つの霜」は、個人的に面白いと思った。赤い鼻と青い鼻の霜がなにやら話し合っている。自分たちは霜だから嫌われていると。その腹いせに二人の人間を寒がらせる。青い鼻の霜は、ソリに乗りながら眠ってしまっている太っちょを冷やして風邪をひかせることができだのだけど、赤い鼻の霜の相手はやたら活発で、結局何にも出来なかった、という話。雪の背景に白い字幕というのが見づらかったのが難点だった。
 トルンカの作品は、さっき書いたように4,50年前のもの。それなのにあの緻密な動きは驚き。クオリティが高すぎ。
 その次は、スデネック・ミレルという人の「クルテク」。このクルテクというもぐらくんがとても可愛らしい。声がマジで小さい子使ってるっぽい。あと、うさぎが少々マヌケな感じ。
 最初の「もぐらくんとみどりのほし」は、冬眠から覚めたクルテクが、自分の家の工事をしていたら緑色の光る石を発見(発掘)。クルテクは馬鹿だから、これを空の星だと思い、空に返してあげようと一生懸命頑張る。しかし、どうあがいても空には届かない。そこを月に助けてもらってやっと空に返す。クルテク泣きすぎ。
 「もぐらくんとひよこのたび」は、クルテクが道で卵を拾う。一生懸命親を探すけど見つからない。そこでクルテクは卵がたくさんある工場を見つける。そこに卵をかえそうとするけど、機械に巻き込まれててんやわんや。しかも、その工場の中で卵は孵化、ひよこと化す。最後にはクッキー工場を脱出し、雌鳥をみつける。工場で機械に巻き込まれる様子は、チャップリンのモダンタイムスのよう。子供たちがゲラゲラ笑っていた。
 最後の「もぐらくん、ちかてつでぼうけん」は、クルテクの持っているロボットで穴を掘らせて、うさぎとハリネズミとで海まで行く話。海ではカニなんかと友達になるのだけれど、うさぎがサメに食われてしまう。スゲー焦ったクルテクはロボットに助けを求める。ロボットは海へ飛び込みうさぎを救出する。うさぎが食われる場面は椰子の木の滑り台から滑って海へと飛び込むところを、サメが待ち構えていて食われるんだけど、子供たちは食われた瞬間何故か爆笑。うーむ、そこはむしろ恐怖して欲しい。
 上映が終わって灯りがついてみると、意外と大人率も高かった。カップルとか。俺たちはむさいオタクコンビ。帰る途中、1階で「昔の仙台」ということで写真が展示されていた。全く、どこがどこだか分からない。結構古そうな写真でもカラーのものとかあったのは、Photoshopで色でも塗ったのだろうか。なかなか面白かった。1階にはデザイン系の店もあって、エロい表紙の本があって読んでみると、会田誠という人の本だった。絵が奇麗だったんで欲しいとは思ったけど、この後本屋よるからいいかと思って、何も買わずにそのまま外へ。

 あー、暑い。「長町南まで足りないICチップを買いに行く」とチョコに言ったら、「ヨドバシでいいじゃん」といわれたので、暑い中、歩いてメディアテークから仙台駅、そして東口まで行く。靴が合っていないので足が痛い。痛い痛い、と連呼していた。そうしたら「俺も痛いんだよ」といわれた。ちっ、お前も靴が合っていないのか。イーブンだな。
 ヨドバシにつく。「おい、どこにあるんだよ」というと、PCパーツのところへ連れて行かれた。そんで無かった。仕方なく出る。チョコが地下道のへ道を間違える。なんだ、俺の方がまだ仙台知ってるじゃん、というかこんなの知ってるにも入らない。
 地下鉄に乗って長町南へ。俺が座席に座ると、チョコは隣が空いているにもかかわらず正面に座りやがった。何か余所余所しくてムカつく。そういえば、朝もそうだった。俺が肩を触って何か言おうとすると遠ざかる。何か俺がゲイみたいじゃないか。「昼なんで飯食うか」というと、「いや、いい」という。まあ、俺も腹減ってないしいいや。

 長町南に着く。店までの道はと違って覚えていたので一発だった。店の中もちょっと配置換えしてあった。目当てのものを買って出る。そのままザ・モールへ、と思わせて、この前調べた古本屋(地図)へ行ってみる。地図だとモールのすぐそば。けど、メチャクチャ遠くに感じた。意外と距離があったのか、足が痛いからか、暑いからか、きっとどれもだろう。行ってみると無かった。引き返しモールへ。本屋へ直行する。目当ての本が無い。でも欲しい本があったんで買う。CDも見たがいいものが無かった。
 地下鉄に乗りまた仙台へ。この二度手間は絶対チョコのミス。でも、どうでもいいや。イービーンズのジュンク堂へ行く。今調べたら、ロフトにもジュンク堂あるのな。そういえばロフトは行ってない。今度行ってみよう。ま、漫画を買うならイービーンズでいいんだろうけど。つーか、ジュンク堂にも目当ての本が無い。仕方ないんでいくつか買う。スゲー金使った。

 疲れ果てて地下鉄に乗る。ここでもチョコは俺の隣に座らず立っている。だから、俺はゲイじゃないんだって。そのまま別れ、俺は家に帰る。ホント疲れた。

 家について、出前でカツ重を食う。なんか今日のは美味い気がする。満腹でいい気分のときに中学時代の友人が来る。連れ去られる。そのまま焼肉屋直行。腹十分だったんで、「焼肉」と聞いただけで眩暈がした。いくら俺が吝嗇だからって、この奢りはあまり嬉しくない。むしろちょっと迷惑かもな。だから半分グロッキーで肉を食った。んー、空腹のときに食っていたら、どんなに美味かっただろうか。涙を流す。
 しかし、焼肉屋では、競馬関係で働いてる友人の話が聞けて良かった。軽いトリビアなのかどうかは知らないが、ミホ牧場はミホ分場になったらしい。ただ、名前が変わっただけ。その友人が言うには、藤沢厩舎の馬は大体ムカつくらしい。荒いんだそうだ。ダンスインザムードやらゼンノロブロイやら、手に負えないんでぶん殴ってるらしい。「おいおい、GI馬だぜ」というと、「あいつら、大人しいと思ってたら間違いだ」、かなり危険なやつららしい。

 その後、カラオケへ。俺はカラオケでいい思い出がない。歌が下手だからだ。で、案の定最初の「Stand by Me」で躓く。なんか、この歌で前もミスったなあ。けど、カーペンターズやビートルズとかはまあまあ歌えた。あと、スピッツとかも。やっぱ、「Stand by Me」は難しいんだって。そういうことにしてくれ。ああ、ジョン・レノンバージョンな。友人二人は平均的によく歌ってた。片方アニソン多過ぎ。しかも、ドラゴンボールとかの懐かしいアニメ。結構歌って喉が痛くなった。俺は喉が悪い。
 時間が来たんで出る。そしたらまた、違うカラオケに行きやがる。もうオラの喉は限界だ。元気は要らないんで、休養を下さい。
 今度は洋楽ばっかり歌うことにした。何かムカついたから。ツェッペリンのメロディアスな「All My Love」とか、ジョン・レノンの「Beautiful Boy」とか。基本的に、洋楽はビートルズとカーペンターズとツェッペリンしか歌えない。歌える曲は機械に入ってないからだ。ビートルズとカーペンターズは人気があるからだいたい入ってるんだが、俺の好きなグループはなかなか無い。ツェッペリンも10曲ぐらいしかない。結局ビートルズとカーペンターズが多くなり、みんなは俺がその二つのグループが好きだと思いやがる。これは間違ってるぞ。カラオケの会社が悪いんだ。あと、友人のリクエストでアニソンを歌う。「哀・戦士」と「シャアが来る」が素敵なんでそれを入れる。最後にビージーズの「Stayin' Alive」と、あの「Over the Rainbow」で死ぬ。

 友人の家で寝る。起きると友人が裏返っていた。本屋へ行く。中学のときの友人と会う。俺よりも単位取ってなかった。というか、体育しか出てないんだって。愛知まで行って、素敵だな。ロックしちゃってるね。

 汗で気分が悪いんで、風呂入ってから漫画読んで寝るわ。

 足は小指の爪が薬指に刺さって血が出ていた。

投稿者 arikui : 2004年08月01日 17:51 | トラックバック

コメント

お疲れさんです。おまえゲイゲイいうなよ。H井思い出して笑っちまったじゃないか!!

「もぐらくん、ちかてつでぼうけん」でうさぎが食われたとこでは実は俺もにやけていたという罠。

Posted by: チョコ : 2004年08月01日 21:56

H井って誰?

>俺もにやけていたという罠。
まあ、精神年齢低いからだろうな。精神年齢7歳。

Posted by: arikui : 2004年08月01日 22:38

>H井って誰?
高校のときの現代文の先生が触れていた歌手のこと。
確か2年の時の。

Posted by: チョコ : 2004年08月01日 23:22

そういう、いらんところでいらんことをするから滑るんだってば。
つるっと。

Posted by: arikui : 2004年08月02日 15:44
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