合併の話題が今一番やりやすいかも

　今熱いのは参議院選と曽我さんと近鉄か。イラク、年金は一時的に押されてるんで。しかも、近鉄以外のキーワードは｢ノーコイズミ｣だったりして。
　んでまあ、野球の話題が一番親しめて良いわけなんだけどさ。ということで、実は手抜きなわけだけど、ここでいちいち絡むことにする。といっても同意同意という話で、というか、この話題ってのは大衆のほとんどが同じような感覚を持ってると思うな。オーナー側の言動を見よ。あれほど分かりやすい世界は無い。

心配ですね…1リーグ制移行？

やはり、ファンあってのプロ野球界というところで違いがあるんですかね。アメリカなんかではストの後はファン離れが進んだみたいですけどあれは選手の年俸を上げるためだったからであって、今回のような事態で同じことを行ってもファン離れは進まないと私は考えます。多分ファンは分かってくれるでしょう。

　今日やってましたよ、朝。木村剛が出てた報道2001ですよ。こんな朝早く起きる若者はいないだろうからなかなか話題にしづらいところだけれど、野球界がどんなふうに駄目なのか、そういうお話でしたよ。というか、最近オーナー側が壊れ気味なのですよね。特にナベトゥネですか、いらんところで叩かれて。でも、これは野球界の悪いところを表してるみたいだ。まるでオーナーが野球をやってるみたいで。いや、ナベツネは面白いからいいんだけど、これ以上不必要に騒いだら暗殺しかないですよ。肝心なのは、人気があるのは選手ということ。ナベツネは別として、他の球団のオーナーなんぞ知らん。だから、近鉄のオーナーがライブドアとの交渉以前に突っぱねるなんて何様だ。ナベツネも面白いからって、野球ファンとしては選手の方が大事なんだ。だから、選手を軽視するってことはファンを軽視するってのとおんなじことで、まるで頭の悪い発言だな。(というかネタ!?)　だから、選手たちもストやってもいいぞ。ファンも理解するだろう。つーか、ちょっとテレビ中継が途絶えたって、視聴率悪いんだから影響もそれだけ低い。

　｢ファンあっての｣は野球に関わらず、プロスポーツなら当然のことなのだよ。しかし、日本のプロ野球はどうだ。オーナーあっての野球ではないか。1リーグ制にしてテレビ中継でファンを稼ごうと、ほんとに考えてるのか?　サッカーを見ろ。テレビ中継なんて無くても、人気は高いだろう。それは何故か。地元に1チームあるからだ。たったそれだけで、サッカーは爆発的に人気を得たじゃないか。そして、それはチームの数が多いということだ。野球は逆をやろうとしている。地元を無視して、つまりはファンを無視してチームを減らそうとしているではないか。たとえ合併後も大阪に拠点をおくという案があっても、今の近鉄ファンは猛反対しているではないか。ここでオーナーだけで決定してしまうとファンは減るだろう。そして、その構図は野球界を表しているのだ。

　野球人気は何故下がってしまったのか。他のスポーツに人気を取られたというのはあるだろう。特に、最近はどのスポーツも人気があるようで、野球、サッカー、バレーボール、格闘技、色んなものがゴールデンタイムで放送される。とはいえ、この状態は昔からあっただろう。よく分からないが、バレー、格闘技は昔から人気があったのではないか。サッカー人気の伸びが大きいとはいえ、サッカーが好きだから野球を見ない、ということはそれほどないだろう。とすると、野球そのものの魅力がなくなったと言えるのではないだろうか。

川上とか稲尾とか村山とかワクワクするような対決もたくさんあったし今じゃ一極集中してるけどしてなくてもあんま面白い対決なんてないよな。スター不在というのも球界衰退の一因ですよね。

　今の時代にもいい選手はいる。しかし、どうも野球そのものが勝ち負けや打率などの数字ばかりが気になって、対決そのものを面白くみようとは思わない。スポーツの何が面白いかというと、大きな力を持つチームが普通に勝ち続けるよりは、接近した力で戦った方が面白いのだ。もし、プロ野球に1チームしかなかったらそれでいいだろう。しかし、勝負にそんなことはありえないし、そして、負け続けるチームにはファンはいなくなるのである。その離れたファンは強いチームへとシフトしていくか、というとそうではないだろう。力の一極集中は他のチームのファンを減らし、それは全体としてのファンも減らすことになるのではないだろうか。

　まとめると、地域ごとにチームを増やすようにする。これはブランドのようなもので、安定した人気を得ることは出来るだろう。当然、地元にあるというだけではなく、その地域に貢献することも重要である。それと、チーム間の力をなるべく接近させるようにすること。そして、重要なのは、メディアの利用だ。巨人人気がメディアの利用によるところであるように、今の球団には強力なメディアが必要だろう。実際、これは難しい問題かもしれないが。

　まあ、何はともあれ、現在の構造をひっくるめて変えるような意気込みでなければ、このまま衰退していく気がするのだ。消えてなくなるよりは、こっちの方がマシではないか。