最近、もうしばらく文章は書けないと思っていた矢先にこんな訃報が流れてきて、無理矢理文章を書かされてるようだ。いや、俺の中でのマーロン・ブランドはゴッドファーザーでしかないというくらいマーロン・ブランドは知らない。そのゴッドファーザーですら1作目以降出ていないんだから、そういう意味からも実質ゴッドファーザーはアル・パチーノの映画なのである。しかし、ゴッドファーザーはマーロン・ブランドの映画となった。それも、ビトー・コルレオーネというカリスマのせいである。シリーズ一貫してアル・パチーノ演じるマイケル・コルレオーネの話であるのに変わりは無いのだが、第1部ではゴッドファーザーとして、第2部ではそれに至る経緯でビトーがとても魅力的に描かれている。お陰でビトーが絶大なるカリスマを得てしまった。そしてそのビトーのイメージが第2部のロバート・デ・ニーロではなく、第1部のマーロン・ブランドなのだ。
マーロン・ブランドは第1部を破格のギャラで受けたらしい。その為か、第2部には出ていない。マーロン・ブランドがどう思っていようが、俺の中でのマーロン・ブランドはビトー・コルレオーネだ。(というのは失礼か) そして、そのビトーという大きな存在が本当にこの世からいなくなって、振り返るとぼっかり穴が空いてる様で、何となく不安なのである。
ちなみに、同じコッポラ作品である地獄の黙示録も見てないし、やたら大袈裟に書いていたりもする。
そういえば昔、似てない似顔絵を描いてた。