2004年06月21日

日本と世界と競馬のメモ

分からないから適当にメモ。


  • 遠い
  • 賞金高い

     世界から見て日本の競馬ってこんなところだろ。遠いから調整がしづらいんで来たがらないだろうし、それでも賞金狙いであれば来るだろう。
     日本の国際化と言えばジャパンCだけど、第2回からAll AlongとかJohn Henryとかきてるし、16回のSingspiel、Helissio、Pentireなんかが出てたのは凄いことでしょうね。そんな中で日本の馬がいい勝負すると盛り上がるよね。そんでもジャパンCだけレベルが高くても仕方ないし、最近は高賞金レースが世界中にできたからメンバーかき集めるのも一苦労だろうな。日本のレースのレベルを上げるんならどんどん解放するか、日本馬が海外で活躍するしかない。
     日本の競馬を海外に解放するとどうなるんだろう。

  • 馬の輸出が増える
  • 賞金が外国へ流れる

     こんなもんしか思い浮かばない。輸出については日本産馬が高く評価されなければならない。国際的な土壌で活躍しろってこった。一方で外国人の馬主や調教師や騎手は増えるだろうから、賞金は海外へ流れるだろうな。あまりに酷いと日本人の馬主や生産者は減るだろう。殿下執務室では

    例えば、南米から北米への輸出というのは結構多く行われていますが、それは現役競走馬レベルの輸出であり(古くはForliから最近ではCandy Rideまで)、要するに国内競馬の空洞化を伴う輸出が主体となってるように見えますが、日本としてはあんまりそういうモデルを取りたくはないでしょう。

    と書かれているけど、果たして同じようになるんだろうか。南米と北米を比較すると、経済的格差は大きいように思われるよ。

    一方で、もう一つ重要な効用としては、「デビュー前の馬を多く国外に売ることが出来る」というのがあって、これの方がパート1になってソコソコ増えることが期待される部分ではありますが、これも難しいのは「上のほうから持ってかれる危険性がある(要するに、長期的に見て日本で競馬をする馬のレベルが下がる)」ことと、「輸出数が『馬産界の窮状を救うために有意な数』までは上がらないのでは」という心配があるところ。

     輸出に関しては現段階ではなんとも言えない。現状でもごく一部の馬しか海外で走っていないから、日本の馬がどの程度なのかはっきりと比較ができない。欧米の上を行くとは思わないけど、その差によって世界レベルに追いつく時間も決まるしね。もしかしたら、すぐに追いつくかもしれない。(それはないだろうが) 台湾と結構売り上げあり気な韓国へ向けるのもいいかもしんねー。
     デビュー前の馬で、上の方がごっそり持っていかれるのは酷いけど、それは国内のセリも盛り上がるってことではねーのかな。売る側は高く売れればいいんだろうから。まー、一方で馬主は嫌だし、国内のレベルが下がれば人気も下がるかもしれない。相対的なもんだっつっても、海外も含まれてくるからなあ。
     順序的には

    つまり金持ちが競馬にカネを落としてくれない状況、というのがあると思っていて、その辺を改善するならば結局、上方向で馬主の国際開放、下方向で個人馬主の取得要件の大幅な緩和(名義貸しの是認なども含む)、さらに預託料の自由化および値下げが可能な厩舎制度の改善とか、そういう方向での対応ってのの方が、いわゆる「国際化」よりも重要なんじゃないの、という風に考えています。

    が先だろうがな。とにかく、日本の馬が国際的舞台で活躍すると盛り上がるんだろ。そんでもって生産も潤わなきゃならないとしたら、金持った馬主が日本の馬で海外の馬に勝たなきゃならない。まずは、日本人の金持ち増やして、いい種馬持ってきて、海外で活躍させればいいんだ。なんて簡単なんだ。だから制度改革と、生産の基盤作りが肝心で現時点ではその部分だろうよ。今までと大して変わらん競馬界を国際的にしようったって甘くはねえよ。
     あー、まとまらん。

    投稿者 arikui : 2004年06月21日 14:31 | トラックバック

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