2004年06月05日

眠れる映画

 昨日宣告したタイムクラッシュ・超時空カタストロフは予想通り途中で眠ってしまった。内容は邦題ほどイカレてはおらず、結構マトモなようだった。ただ、そう面白くも無い。

 BSでやってたシンドラーのリストを見る。モノクロは別に抵抗は無いが、93年の作品をどうしてモノクロにする必要があるのか、と疑問は感じた。映画を見て、きっとスピルバーグは歴史映像風に仕立てたかったのだろう、と思った。まさか、赤い服の少女のためだけにモノクロにしたのではあるまい。
 ここで描かれているシンドラーは一般的なヒーローではない。超人ではない、人間のヒーローである。人間であるが故悲しい。最後の「もっと救えたかもしれない」という後悔は、超人になれない人間のヒーローの悲しさだ。
 ナチスを完全な鬼畜集団としていないところもいい。シンドラーにしろ、ナチスにしろ人間のストーリーなのである。だから、こうにもユダヤ人が弱くなれるという恐怖がある。もう少し力を持っていれば抵抗もできただろう。それができないから恐怖なのだ。

 今朝は小便をたれる夢を見て起きる。実際多少ちびっていたが気にしない。

投稿者 arikui : 2004年06月05日 15:43 | トラックバック

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