2004年04月27日

今更blogのこととか書いてもなあ

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 blogとは何なのか。今更だが、まだまだ曖昧な人もいるようなので、一応俺なりの見解を示してみる。

 blogのいいところを考えてみれば分かると思うんだが、まず編集が楽。オンラインで適当に文章書いて投稿すればテンプレートの通りのいい感じに文章が出来上がってくれるんで、HTMLとかそんなに気にする必要が無い。お陰で文章が増えていく。まあ、モノを書くにはいいものってことだ。
 blogでは機能としてコメントをつけられることが多い。tDiaryのごとく、"ツッコミ"が容易というこだ。
 そして、RSSやらを排出するものも結構多い。ここで使ってるMTもそうだ。最近ではAtomの方がいいみたいな感じだが、まあ用途として同じようなものだろうから。で、RSSは記事を配信する目的で使われるもんだと思っている。その記事というのはもちろん自分で書いたものだ。
 配信するという目的で言えばトラックバックもそうだろう。トラックバックというものは自分の文章を相手に教えるものだ。RSSと比べ、より積極的なものだ。なんせ自分から相手に教えるのだから。

 まあ、大体こんな感じだと思うけれど、blogの根本にはジャーナリズムが存在する。マスコミではない個人のジャーナリズムだ。言ってみれば、<俺新聞>みたいなもの。<俺新聞>というものを作る目的であるから、やはり先に言った「編集が楽」というのは大きい。
 <俺新聞>であるblogならば当然その新聞を多くの人に読んでもらいたいわけだ。だから、それを広める目的のRSSやらトラックバックなんかに大きな価値を見出しがちだが、最重要であるのは内容である。blogなど語る以前の問題である内容、質である。俺のところにもたまにトラックバックがくるが、何が悲しくてトラックバックしてくるのか分からないときがある。トラックバック先の内容があまりに酷いのである。俺が言えることか分からないが、文章としてつまらなかったり、酷いときには内容的に大して関係ないときもあったりする。そういうものを見る度に、「ああ、これがblogの功罪か」とも思ってしまう。

 blogを考える際はblogの機能ばかりに目がいって、その内容なんかは軽視してしまいがちである。しかし、blogも手書きのHTMLで書いたHPもインターネットで公表していることには違いが無いので、その内容・質について大きく価値を見出さなければならない。そして、思うにblogというものはその内容・質を助けている単なるオーサリングツールに過ぎない。

 では、コメントが付けられたり、RSS、トラックバックについてはどうなのだろう。そう軽視していてもいいものではない。RSSなんかは使いようではとても便利である。確かに価値のあるものだ。
 blogが<俺新聞>だとして、それには様々なカテゴリーがあるわけだ。社会、経済、文化、、、。それらを総合的に管理するのが容易なのもblogのいいところだ。blogを設置すればそれなりのHPとなる。その<俺新聞>には読者の声の欄も含まれている場合もあって、もしそれが存在するとしたらそれがコメントの欄になるのだろう。存在しない新聞であればコメントの欄がないということだ。しかしコメントが付けられるからと言って、そのコメントがメインとなることは無い。(それをメインに来る人はいても、基本的にはエントリーがあってのコメントである。)
 RSSは自分の記事を配信するものだ。配信すると言ってもそれにはRSSリーダーというものが必要である。RSSリーダーが必要ではあるが、それがあればとても便利だ。他人のblogへ行かずとも記事が読めたりする。人に記事を伝えるには容易である。
 半強制的に記事を伝えるのがトラックバックだ。メールで記事を教えるようなものだ。メールよりほんのり容易で、記事を教える相手が送った先の管理者だけではないのがトラックバックだろう。半ば記事を押し付けてるようにも思えるが、やはりトラックバックを受付けてる限りは仕方ない。

 「ネットは網なんだから繋がり重視でしょ」みたいなことが考えられがちだが、インターネットの目的というものはデータのやり取りを容易にする為のものだと思う。そこまでしてやり取りをしたいデータとは何なのか、価値のあるものだろう。ではblogはどうか。blogも同じく価値のあるものでなくてはならないし、付属してのコメントやTBだろう。コミュニケーションは二の次だ。それも時とともに変わってきているのかもしれないが、少なくともblogに関してはそうだ。
 つまり、トラックバックなんぞを送るときも内容に気を遣わなければならないし、そんなこともしないで"コミュニケーション"だの言ってるのは違うし、そもそも俺の根本的な考え方として、ネットに公表されてるからには内容には気を遣うべきで、それに関してどう突っ込まれようが公表するのが悪いのである。

公表するなら内容に関して気を配らなければならないということですよ。
こんなこと言う必要ないはずなんだが、言う必要がある状況なら仕方が無い。


注:特定の人物に向けてものんじゃない。あと、ここ最近のエントリーと重複しとる。

投稿者 arikui : 2004年04月27日 22:33 | トラックバック

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