2004年05月28日

安重根

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/05/27/20040527000066.html

 安重根は何故韓国では英雄視されるのか気になったので調べてメモ。単なるメモ。

 安重根は裕福な家系に生まれ、父泰勲はとても頭が良かった。ただ、幼少期は政治的な問題で山里に隠れ住んでいたため、そう裕福とはいえなかったようだが、環境は良かったそうだ。
 青年頃になると、朝鮮では外国勢力により国家が危機を迎えており、国内からは反乱が相次いだ。所謂、東学党の乱であるが、これは海外勢力を追い払い国家を建て直すものであったのだが、中にはそれに乗じた賊もいたようで、泰勲は義兵を挙げ抵抗し重根もそれに参加した。
 その後の日露戦争で、ロシアは朝鮮に手を出さないということになり、日本は朝鮮を植民地へしようと動いていくのだが、安重根はこれに対し兵を募り抵抗する。そして、伊藤博文を暗殺する。

 安重根のイメージは反日運動家といった感じであるが、安重根は日露戦争の結果がロシア勝利になろうとも韓国はロシアに侵略されていただろうと予想していたのである。抵抗は民族主義であっただけで、日本に特別な感情を抱いていなかったかどうかは分からないが、それは日本の政策に対しての反抗で、それは植民地を嫌う民族主義であれば当然のことだろう。時代が反日闘争であっただけで、そのまま現在まで反日のイメージあるのはおかしい。別に現在は日本は朝鮮半島を植民地としていないのだから。

 安重根はテロリストというイメージもあるが、実際は高潔であったそうだ。ただ、安重根のやった伊藤博文暗殺は評価されるものではない。これにより日本国内での併合賛成派が増え、結局韓国併合を加速させたのだから。
 それに、手段が暗殺であったというのも判断の分かれるところだ。というか単に自分が勉強不足なだけなのだが、この安重根の運動を日本に対する戦争みたいなものだとして、それなら暗殺は許されるものなのだろうか。

 まあ、安重根の暗殺事件ををどうみるかというのは伊藤博文をどうみるかというところが非常に大きく、現在安重根がいたら伊藤博文は悪になっていたかもしれないな。非常に意思が固く、多くの人が説き伏せられていたのだから。

投稿者 arikui : 2004年05月28日 11:00 | トラックバック

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