前書いた認識に関連して。
アフォーダンスと言う言葉がある。
思うに、「認識出来る、出来ない」はアフォーダンスをピックアップするか、しないか、ということだと思う。
アフォーダンスに関連してよく例に挙げられるのは、
「誰もいないところで木が倒れたとして、そこに音は発生したか」
ということである。
後からその木が倒れたところに行っても、もうその音を確認することは出来ない。
できることと言えば、その木が倒れたことを想像するだけで、本当にその音が発生したかの確証は得られない。
しかし、確実に音は発生したと思われる。
その音はあったのか、無かったのか。
野口英世の時代にウィルスは発見することは出来なかった。
もし、その時代、人間に影響を及ぼさないウィルスがあったとして、そのウィルスは存在するのかどうか。
その時代の人間にとっては「存在しない」と思われる。
つまり、我々全てが目が見えないとして、そこに色という概念が存在するかどうか。
投稿者 arikui : 2004年02月21日 18:13 | トラックバック