2004年10月26日
Heart
まず、1曲目の「IF LOOKS COULD KILL」はホント泣きそうになった。歌詞の"You'd be begging me please please"のところはマジでヤベー。死ぬほど悲痛な"please"なんだもの。アルバムの最初を飾るのに相応しい曲だな。2曲目「WHAT ABOUT LOVE?」もドーンと来て、これは泣かずにいられなくなる。これはHEARTお得意(らしい)のパワフルなバラード。これを聴くとアン・ウィルソンに圧倒されるね。で、3曲目に入ると、いきなりポップな「NEVER」。"Never-Never"と口ずさんじゃう。4曲目に名曲「THESE DREAMS」。まあ、俺としては最初の2曲のようなハードな曲が好きなんだけどね、いい曲ですよ。ボーカルはナンシー・ウィルソンがリードを取ってて、かなり落ち着いた感じ。美しいメロディにピッタリだ。
この辺で、第2部に入る感じがするな。&一気にテンションも下がった。いや、この次にはまあまあ格好いい「THE WOLF」が来るんだけど、最初の方の曲と比べるとちょっと盛り下がり。悪い曲ではないけどね。その次、「ALL EYES」は何となくボーカルが可愛い。っていうか、ギターがいいね。7曲目の「NOBODY HOME」は結構好き。素朴な感じで、ギターソロも泣ける。8曲目の「NOTHIN' AT ALL」は軽くてポップな曲。前半のアンとは全然雰囲気違くて面白い。9曲目「WHAT HE DON'T KNOW」は7曲目のと同じくウィルソン姉妹とスー・エニスが作った曲らしくて、雰囲気も似てるね。喩えるなら、10年ぐらい前のZARDの曲みたいな。 (違う) そして最後に「SHELL SHOCK」。ハードな曲で上手くまとめた感じ。アンのボーカルもいいし、目立たない気がするギターもかなり格好いい。っていうか、このアルバムで一番格好いい。格好いいのにフェードアウトしていって名残惜しい。
ばるぼら
ばるぼら 1(手塚治虫漫画全集 145) | |
![]() | 手塚治虫著 出版社 講談社 発売日 1989 価格 ¥ 591(¥ 563) ISBN 4061087452 bk1で詳しく見る ![]() |
ばるぼら 2(手塚治虫漫画全集 146) | |
![]() | 手塚治虫著 出版社 講談社 発売日 1989 価格 ¥ 591(¥ 563) ISBN 4061087460 bk1で詳しく見る ![]() |
2004年10月21日
MW(ムウ)
MW(ムウ) 1(手塚治虫漫画全集 301) | |
![]() | 手塚治虫著 出版社 講談社 発売日 1993 価格 ¥ 591(¥ 563) ISBN 4061759019 bk1で詳しく見る ![]() |
MW(ムウ) 2(手塚治虫漫画全集 302) | |
![]() | 手塚治虫著 出版社 講談社 発売日 1993 価格 ¥ 591(¥ 563) ISBN 4061759027 bk1で詳しく見る ![]() |
MW(ムウ) 3(手塚治虫漫画全集 303) | |
![]() | 手塚治虫著 出版社 講談社 発売日 1993 価格 ¥ 561(¥ 534) ISBN 4061759035 bk1で詳しく見る ![]() |
2004年10月20日
アラバスター
アラバスター 1(秋田文庫) | |
![]() | 手塚治虫著 出版社 秋田書店 発売日 1995.10 価格 ¥ 590(¥ 562) ISBN 4253171508 bk1で詳しく見る ![]() |
アラバスター 2(秋田文庫) | |
![]() | 手塚治虫著 出版社 秋田書店 発売日 1995.10 価格 ¥ 591(¥ 563) ISBN 4253171516 bk1で詳しく見る ![]() |
2004年10月13日
スクール・オブ・ロック
考えてみれば凄い。"ロックの学校"である。この劇中でも散々言われているとおり、ロックの基本は反抗である。何に反抗するかというと、大物(ザ・マン)であり、その大物には学校も含まれるはずだ。そういったところで反抗を教えるとは、自ら崩壊してしまうのではないか。タイトルのまんまで考えれば、根本的に矛盾を抱えてるような気さえしてくる。
主人公デューイは自己中心的で、自分で作ったバンドからもクビにされてしまうロッカーだ。その上働きもしないから家賃も払えず、ついには友人ネッドからも急き立てられることになる。どうにかして金を稼ごうとしているデューイのもとへネッド宛の電話が。そこでデューイはネッドに成りすまし、彼は名門私立校の代用教員となる。
教員とはいえ偽物だし、そもそも彼は子供に何かを教える気は毛頭なく、教室では何もせずに過ごすだけ。そんな時、彼は音楽の授業で楽器を演奏する生徒達を見て、彼らとバンドを組もうと考える。当然騙してである。この時点でも相変わらずいい大人ではない。
だが、彼も生徒達と一緒に、そして同等に接することで仲間意識や、責任のある態度も取るようになる。例えば、バンド・バトルのオーディションのときに、生徒の一人が他のバンドのやつらと一緒にどっかに行ってしまったとき、連れて行ったやつらに激怒し、そして生徒にも強く言い聞かせるのだが、それが全然説教じみていないのだ。
それに、デューイはバンドのメンバーではない裏方の重要性も教える。ロックバンドにライブはつき物だが、それには裏方というものが非常に重要なのだ。ライブでは音楽やフロントのパフォーマンスだけが素晴らしいのではなく、照明も芸術的であるし、音響などもなくてはならない。他にも警護やマネージャー、スタイリストなんかもいたりして、子供の集団にしてはなかなか完璧である。まあ、グルーピーってのはちょっと微妙ではあるが、彼女たちにもバンド名を考えるという大きな仕事があった。
これにはロックを通しての幾つかの成長がある。ガチガチの堅物となり得た子供達がロックを学んだこと、そして糞真面目な校長や親達にもロックはやれるということ。School of Rockというバンドを通して皆が成長するのだ。そこで成長した子供や校長や親達はみな生き生きとしている。
この映画はディティールでも素晴らしいものがある。デューイの部屋(と言っても壁で仕切られてるわけではない)の装飾、黒板に書かれたロックの相関図、他にもデューイがAC/DCなどの歌詞を引用した台詞もそう。そういえば、この映画はAC/DCネタが結構な割合で含まれている。まあ、"School of Rock"だからだろう。AC/DCといえば短パン、ランドセルだから。そんなマニアでもニヤけるぐらいディティールにこだわった映画ではあるが、しかしそれを前面へ押し出すことはない。あくまでロックの精神や生徒との関わりがメインである。そこが商業的にも成功した所以だろう。
そして、主演ジャック・ブラックの素晴らしさもある。この映画における彼はほとんどがハイテンションで、見ていて圧倒される。いやもう、半端じゃない。爆発しそうなのだ。半分爆発してるといえるのだが、何とか留まっているのがプロであり凄さである。ほとんどアドリブじゃないかというぐらいの台詞やアクションで大いに笑えて、そしてこっちまでノリノリになってしまう。(そんな彼を声だけでも体感したければここ)
他にもいいところはたくさんある。子供達の演奏とか。まあ、長くなってくるんでこの辺で。ああ、個人的なお気に入りは、スタイリストの子供と、ローレンス役のロバート・ツァイ君。ロバート君は明らかに演技がやばいんだが、それがいい方向に向かっている(気がする)。そして、彼が最もロックをリアルに教え込まれた人物であろう。ギターやベース、ドラムの子役は皆ロックの演奏ができるらしいが、キーボードの彼だけクラシックである。あー、あとマネージャー役の子は実は一番年下らしい。凄いね。
無能の人・日の戯れ
無能の人・日の戯れ(新潮文庫) | |
![]() | つげ義春著 出版社 新潮社 発売日 1998.03 価格 ¥ 780(¥ 743) ISBN 4101328137 bk1で詳しく見る ![]() |
ショート・ピース
ショート・ピース(アクション・コミックス) | |
![]() | 大友克洋著 出版社 双葉社 発売日 1992 価格 ¥ 720(¥ 686) ISBN 4575930334 bk1で詳しく見る ![]() |
ハイウェイスター
ハイウェイスター(アクション・コミックス) | |
![]() | 大友克洋著 出版社 双葉社 発売日 1994 価格 ¥ 700(¥ 667) ISBN 4575930296 bk1で詳しく見る ![]() |
さよならにっぽん
さよならにっぽん(アクション・コミックス) | |
![]() | 大友克洋著 出版社 双葉社 発売日 1994 価格 ¥ 700(¥ 667) ISBN 457593030X bk1で詳しく見る ![]() |
鬼太郎夜話
鬼太郎夜話(ちくま文庫) | |
![]() | 水木しげる著 出版社 筑摩書房 発売日 1992.07 価格 ¥ 882(¥ 840) ISBN 4480026355 bk1で詳しく見る ![]() |
2004年10月06日
アウタ・サイト/アウタ・マインド
つい最近(といっても半年ぐらい前)に発売されたCD。の割に音楽のタイプは70年代の雰囲気によく似てる。それも、今回のプロデューサーが元Led Zeppelinのジョン・ポール・ジョーンズだからか。というのはきっと間違い。彼らニュージーランド発のバンドなんだけど、やっぱり聴いてきた音楽ってのがAC/DCとかその時代のHR/HMなんだろうね。むしろ、その音楽性をバリバリ自分たちの音楽として演奏してたのだろう。そして、今回はジョーンジーがプロデュースすることで音楽としての深みが出た、と思ったほうが面白い。だからといって若さもまだまだ健在。それがいい感じにまとまっていいアルバムになってるんじゃないかな。なんか、期待しちゃって目が離せない。
イメージズ・アンド・ワーズ
欲しくて欲しくてたまらなかったCD。Dream Theaterというと、「プログレ・メタル」とか言われたりして、ロックの技術を最高まで目指すとここに到達するんじゃないのか、とか思ってた。実際、メンバーそれぞれの技術はどいつも凄くて驚かされる。技術集団です。そして、このアルバム。1曲目にヘヴィな曲でズシンと来たと思ったら、2曲目で急にメロディアスな曲がくる。それがあまりに唐突だからかよく分からないが、案外すんなりと聴きいれることができる。いや、むしろその重さと美しさの二面性、おめーらホントに同じバンドですか、というぐらいの驚き。
ロンドン・コーリング
これ、ホントはあまり買う気がなかったCD。ただ、買ってみて聴いてみると評判通りの名盤で、いい意味で裏切られた。ていうか、いままでパンク自体あまり好きではなかったから。ピストルズぐらいは中学のとき聴いてたけど。例えば、パンクってのはガレージ・ロックって言われたりして、つまり、コードも知らないやつがガレージに集まって簡単にバンドやってるイメージもちょっとあったりして、あんまり聴いても感動しなそうって思ってたわけ。生き方なんかは格好いいと思うけど。けど、この「LONDON CALLING」は凄い。レゲエ、ダブ、スカ、、、音楽のバリエーションが豊か。そして、全てにパンクの精神が詰まっているとは、歴史的名盤といわざるを得ない。
のだめカンタービレ 1
のだめカンタービレ 1(講談社コミックスキス 368巻) | |
![]() | 二ノ宮知子著 出版社 講談社 発売日 2002.11 価格 ¥ 410(¥ 390) ISBN 4063259684 bk1で詳しく見る ![]() |
コミックキスという雑誌で連載している漫画。この雑誌は読んだことが無いのだが、少女コミックなのだろうか。まあ、雑誌の対象は女性向けであるのは間違いないだろう。だから、「のだめ」を読んでいるのは女かオタというイメージがあり敬遠してきていた。(そもそも棚に近づくことが困難) いや、のだめ自体を知ったのも今年に入ってからだから、結構疎いというのもある。疎さとそういった少女向けの漫画ということで絶対買うことはなかったはずなのだが、ところどころで聞く評判の高さを無視することもできず、結局「1巻がつまらなかったら二度と買うものか」という気持ちを持ちつつ1巻を買った。ところが読んでみると非常に面白いではないか。なんてこった。何年間もこの漫画を読んでこなかったなんて。
帯によると、「大爆笑の学園クラシック・コメディー」ということらしい。少女コミックのギャグなんぞに硬派な俺が笑うか、と嘲笑するのは早い。告白すると、読んでる間は終始にやけ面であった。家で読んでたお陰で変態と間違われずに済んだ。
1巻のストーリーのメインは、ピアノもバイオリンも何もかも上手な指揮者志望のオレ様・千秋と、メチャクチャなんだけど音楽については天才的な感性を持つのだめの出会いである。
この漫画の素晴らしいところは、キャラクターの設定がはっきりしているところだろう。学園随一の才能を誇り完璧主義者の千秋であったり、それとは反対にメチャクチャなのに"実は"上手いのだめであったり、そういった特徴が演奏のシーンだけでなく随所で見られるのだ。例えば、部屋が激しく汚いのだめに対して、千秋は押しかけてまで掃除をするといった場面にも現れているし、場面で追わずとも台詞にまでそれが出ている。ギャグという線で見てみると、のだめのメチャクチャなところが面白いのだが、そのメチャクチャも本当にメチャクチャなのではなく、何となく調和が取れているのだ。その流れが全体として心地よくもあり、そして音楽なのだろう。
1巻には、落ちこぼれのバイオリニスト・峰も登場する。彼もメチャクチャな点で言えばのだめに似ている。しかし、彼の場合は、自分の才能に対するコンプレックスもあり、それがロックという方向へも向かっているのだと思うのだが、つまり「オナニープレイ(by のだめ)」でもあるのだ。単純に楽譜を見ないのだめとはちょっと違っている。ここでロックを選んだ二ノ宮はホントスゲーと思う。まさにピッタリ。
こういった魅力のあるキャラクター達が続々出てくるだろうと考えると、続きを読みたくなってくる。ああ、少女コミックの棚にはあまり近づきたくないんだけどなあ。
赤色エレジー
赤色エレジー(小学館文庫) | |
![]() | 林静一著 出版社 小学館 発売日 2000.08 価格 ¥ 660(¥ 629) ISBN 4091924719 bk1で詳しく見る ![]() |