netkeiba&keiba@nifty[生産地便り]-相変わらずのコラムに飽き飽きw
田中氏のコラムはふーん程度にしか読んでなかったが、この比較だとよくわかるし面白い。
さながら壮大な“野外劇”を観ているような気にさせられた。ここにいると、相次ぐ地方競馬の廃止のことも疲弊する生産地のことも、まるで別世界の出来事のように思えてしまうくらいだ。
ところで主催者は八戸市場へ足を運ぶ購買者のために、「最寄駅から市場までのタクシー代を負担する」ことと、「宿泊代の特割サービス」を実施しており、いずれも好評を博しているという。あとは徹底的な「電話呼びかけ作戦」なのだそうだ。日高の市場でも見習わなければならぬ点があるのではないか。
徹底して高級感を演出し、金持ちから金を引き出そうとするセレクトセールと、それに比べて何か牧歌的な八戸市場。それぞれ対象としているバイヤーに合わせたホスピタリティという点で評価している感じだ。
セレクションセールの方はというと、
これらで述べられているような、セールに対する不信感というものが問題なのだといいたいのだろう。
ホスピタリティという点で、セールをデパートとして考えるとわかりやすい。つまり、生産者が質の良い商品を生産するのは当たり前で、それを揃えるのがデパートである。ここまでは umauma22 氏の意見と同じであろう。ただ、デパートとはそれだけではない。購入した商品ががちょっとでも気に入らないと、それを無償で取り替えたり、高級ホテルのような演出によって、来るだけで満足感を与えるといったことをやっているのがデパートだ。そのようなホスピタリティを追求することで客に対して信頼感を与え、それがブランドになっているのが高島屋であり伊勢丹であり三越であるわけだ。
田中氏からすると、そういった信頼感、安心感というブランドが、セレクトセールの様でもなく、八戸市場の様でもない北海道市場は不満なのだろう。
umauma22 氏の言う「何かを意識して」書いている
というのは当たっているだろう。それは恐らく、北海道市場の顕著な不信感である。それについてのコラムを書くことは生産者としては凄く自然であるし、それが日高の者なら一層のことだろう。自分の生産馬がセールの雰囲気で売れないのだとしたら。