2004年01月14日

ドラムス

買ったスピーカーで去年の夏買ったツェッペリンのDVDの中のモビーディックを聞いた
圧巻だった
あれを見るとボンゾ神と言ってるやつのことも理解できる
リズムとか技術とかじゃない
パワーが違う
重い
ツェッペリンがブリティッシュハードの王者であり、ハードロックが渦巻いていた70年代ロックの王者である所以はボンゾ無くしては有り得なかっただろう

以前50%オフになってたペイジ&プラントのCDを買った
これを聴いたとき、曲自体の衰えと言うものは感じなかった
ただ、重さがほとんど感じられなかった
曲が体に響かず、ただ空を舞っているような感じだった
ロックバンドで中心的なギターとボーカルが同じ人物であるのに何故ここまで違ったのか

俺が思うドラムの役割とは、単にリズムを刻むだけではなく、パワーすらも必要であると思う
女や優男がスタイリッシュに叩くドラムなど聴くに値するのだろうか

ツェッペリンとは素晴らしく独特なバンドである
変な弾き方で超上手いとは言い難いギター
高いキーで楽器のような声を出すボーカル
技術はあるのにやたら目立たないベース
そして誰も真似できないようなドラム
実はツェッペリンの音を実現できたのはドラムのボンゾの功績が大きい
ボンゾのへヴィさでグングン引っ張って行ってくれなかったら、ペイジの脳の中だけのものとなっていただろう
ツェッペリンらしい曲を考えたのはほとんどがペイジによるものだろう
ペイジが「こんな曲って凄くない?」というものが頭の中にあったのだと思う
それを再現できたのはこのメンバーがあったからこそだったと思う

思えばペイジのギターが多少汚いのは、自分の頭から溢れ出る音を忘れないうちに弾いてしまおうとしていたのかもしれない
あのときのペイジは音楽そのものであったという仮説を立てたとして、それを否定できるのはペイジ本人しかいない

投稿者 arikui : 2004年01月14日 21:42 | トラックバック

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