2004年07月21日

ノモケン復活だって

というか、リファとか見てんのでしょうかね。

野元賢一氏 予想覆した大相場 第7回セレクトセールから

 別に言及するような内容じゃないな、というか、悪くないし。だから取り上げもしなかったな。取り上げたサイトに言及でもしようか。マジでどーでもいいことなんだけど。

 私的に気になるのは、エアグルーヴ産句のことだ。史上最高の価格で落札されたらしい。それで、この馬は父がダンスインザダークだ。「うーむ、ダンスインザダークの評価が上がったか」というと、そうではないようだ。

格下馬的blog@多忙中 ダンスインザダークはバブルなのかね

 例の記事にも突っ込んでる。(これ) 種牡馬の価値が高騰したというより、繁殖牝馬で市場が動いた、ということか。ああそうだろうなあ。そして、エアグルーヴの2004はクレイジーだ。

殿下執務室 ノモケン氏復活を、ヌルく祝ってみるテスト。

競馬っつーのは相対的なものであり、日本の競走馬産業の資産という意味では種牡馬の優秀さよりは賞金額の総計なんではないかな、と。その上で、相対的な票田の奪い合いの中では確かにダンスインザダークは最も優遇されている馬であることを思えば、今のダンスインザダークのイメージよりはもうちょっと強い種牡馬として見なければならないんだろうな、とは思われます。あと、現在社台外の生産者における不況のために、信用できるレベルの輸入種牡馬が導入されにくい、という現状もあるでしょうか。その中で、社台の「繁殖牝馬のレベル」が相対的なパイを争う中でキラーコンテンツ化してるのかなぁ、と思われ。

 これは言えることなんだけど、それでも「サンデーが『絶対』」のようなところはある。野元賢一が何に対して言ったのか読み取る気はないけれど、エアグルーヴの2004についていえば、ダンスインザダークであの価格は無いんじゃないか。社会状況も違う中で、以前の記録を楽々抜くような落札価格だ。サンデーサイレンスだって3億3千万だった。ダンスインザダークとサンデーサイレンスは比べ物になるのか? 少なくても現状では格が違いすぎる。

というのは、サンデーサイレンスというのはやっぱりクラシックサイアーというのが基本的な軸であり、例えば2003年の重賞を見ても3歳下が20勝に対し4歳上が14勝と、古馬に対して3歳での実績が際立っていることが窺えます。別に古馬がハズしてる訳ではなく、ゴールドアリュール・デュランダル・ビリーヴとA級馬を輩出してるのですが、逆にいえば案外古馬サンデーというのは「中抜け」であり、それなりに勝負になる相手でもある、と。

 これも難しいところではある。多分、去年のサンデー産句は2,3歳の重賞だけで30億ぐらい稼いでるんだと思う。2、3歳全体としてはどのくらい稼いだんだろうな。40億ぐらいか。そうだとすると、サンデー産句は80億稼いでいるから、古馬だけで40億ぐらいということになるな。40億が(実際はトニービンとかもあわせれば50億は越えるが)どのくらい散らばるのか、もしくは固まるのか。そして、サンデー産句も相当の数が減る。それも因果してくるだろう。ただ、サンデーサイレンスのような、1頭が抜けた状況なるのだろうか、というと疑問である。
 関口房朗があれだけの価格をつけたのは、いくらか考えたが不可解だ。先見の明なのだろうか。

 他にもホスピタリティなんて話も出てくるが、まあ、悲しいことに時代の流れでは当然の話になるのだろうな。うん、悲しい。

アップグレードの試しにTrackBackでも送ろうかと考えたが、またも野暮な内容になってしまったのでいいや。

投稿者 arikui : 2004年07月21日 18:41 | トラックバック

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時刻: 2004年07月31日 13:58